洗口液の効果と使い方

皆さん、こんにちは。
久喜市の歯医者「ハートデンタルクリニック」院長の定岡です。

ドラックストアに行くと沢山のオーラルケアグッズが並んでいます。
歯ブラシや歯磨き粉は人それぞれ好き嫌いはあれど、用途は分かると思います。
しかし液体ボトルに入った洗口液などは、そもそも使うべきなのか、
またどんな効果があるのか、そして何を使えばいいのかよく分からない方も多いのではないでしょうか。
今回はそのような疑問に少しでもお答えしたいと思います。

 

液体ボトルの種類

①洗口液(製品名にはマウスウォシュ、オーラルリンス)
②液体ハミガキまたは液体歯磨(製品名にはデンタルリンス)

① は歯磨きの後に使用します。
②はすすいで口内に行き渡らせたあと歯磨きをします。
液体ハミガキは洗口液ではありませんので、そもそも使用方法も用途も違います。

 

歯磨きをした後の歯の表面の変化

・歯磨きをしてから0~8時間後
→歯の表面に細菌たちが付着し始める。

・歯磨きをしてから8~48時間後
→さらに多様な細菌が付着し、集落が形成される。

・歯磨きをしてから48~72時間後
→形成された細菌の集落が膜状のバイオフィルムに覆われる。

・歯磨きをしてから72時間後以上
→バイオフィルムが成熟して毒性と厚みを増し、より強固に歯に付着する。

バイオフィルムの中には洗口液の薬効成分が届きにくいので効果を最大限に発揮させるには歯ブラシで物理的にバイオフィルムを破壊し、そして洗口液を使うのが良いです。
逆に言うと、正しくしっかりと歯磨きやフロスができていないのに洗口液だけ使用してもあまり効果はありません。

 

洗口液の使い方と効果は

❶歯磨き後すぐに洗口液を使うのであれば以下の成分が入ったものがおすすめです。

・グルコン酸クロルヘキシジン(CHG)
(商品名)
バトラーCHX洗口液 
コンクールF  など

・セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)
(商品名)
GUMナイトケアリンス  
モンダミンプレミアムケア  など

・ベンゼトニウム塩化物(BTC)
(商品名)
ネオステリングリーンうがい液0.2%
ベンゼトニウム塩化物うがい液0.2% など

これらは①バイオフィルム表面に付着して細菌を攻撃する。
②バイオフィルムの再形成を邪魔する。という効果が期待されます。

❷歯磨きができない時は以下の成分が入ったものがおすすめです。

・エッセンシャルオイル
(商品名)
リステリンクールミントゼロ アセスメディクリーン など

・ポピドンヨード
(商品名)
イソジンうがい薬 など

基本的には歯磨き後の使用が良いのですが、お昼休みが短かったり忙しかったりして
歯磨きの時間が取れない場合に使用してください。
初期のバイオフィルム内部に浸透して細菌を攻撃する効果が期待できます。
とはいえ前回の歯磨きから遅くとも6時間以内に使用してください。

最後に、洗口液が効果を発揮するには使用方法に記載されている時間だけしっかりすすいでください。
洗口液の種類や用途をよく理解して賢くオーラルケアをしましょう。