子供の歯ぎしり

みなさん、こんにちは。
久喜市の歯医者「ハートデンタルクリニック」歯科衛生士の秋庭です。
桜が綺麗に咲く季節が今年もやってきました。
同時に新生活をスタートする方が増える時期でもあります。
環境が変わることがストレスとなり無意識に歯ぎしり、噛みしめが増え、歯や顎に不調が出る方が増えるのも多くなります。
そこで今回は子供の歯ぎしりについて、お話しします。

 

子供の歯ぎしり

「歯ぎしりと聞くと大人がするもの」というイメージを持っている方も多く、子供が歯ぎしりすることにびっくりする方も多いようです。
大人の歯ぎしり=ストレスが原因となることが多いのですが、子供の歯ぎしりは何から起こっているのでしょうか。

 

子供が歯ぎしりをする背景

①これから生える歯の位置を調整したり、あごの位置を整えたりするため
年齢で言うと5歳~10歳の間に起こるということが広く認識されています。
歯ぎしりをすることで、生えてくる歯やあごの位置を正常な場所に移動させるため
「無意識」に「噛み合わせを整えている」と言われています。
また子供の顎の関節は大人より柔らかく動かしやすいこともあり、歯ぎしりが起こりやすいとも言われています。
上記の理由が原因での子供の歯ぎしりは生理的な現象から起こっていることが多く、過度に心配することはありません。

②環境の変化。
コロナ禍で日常生活が大きく変わり、生活スタイルの変化が求められたのは大人だけでなく子供も同じです。
今まで外で遊べていたのに気軽に遊べない!
学校での活動に制限が多い!
などにより子供の歯ぎしりの背景にもストレスが関わっていることがあります。
お子さんによってはささいな環境の変化でも大きなストレスを受ける子もいらっしゃいます。
実際、子供の歯ぎしりの研究データの1つに「毎日習い事がある子は歯ぎしりが多い」
というデータもあります。
今まで歯ぎしりがなかったのに、「なんだろう?ギリギリ音が聴こえる!」
それはお子さんからのSOSかもしれません。
お子さんの生活や気持ちに変化が起こっていないか、聴いてみてあげて下さい

 

子供の歯ぎしりへの対応

「子供の歯ぎしりがひどく歯が削れてしまっています。このままで大丈夫でしょうか。」
「大人と同じようにマウスピースを入れた方がよいですか」
と歯ぎしりをするお子さんのご家族から相談をうけることがあります。
結論は、そのままで問題ないことが多いです。
乳歯は永久歯より柔らかく歯ぎしりで削れやすいのです。
また生理的な現象から歯ぎしりをしていることも多く、削れた部分を詰めてもすぐとれてしまうことがほとんどです。
歯ぎしりが原因で起こる知覚過敏がなければそのまま経過をみることが殆どです。
またマウスピースに関してはマウスピースを入れることにより、歯の萌出を妨げることもあることから、当院では作製を勧めていません。

 

最後に

歯ぎしりにより歯に亀裂が入り、そこからむし歯にならないかと心配されるご家族の方もいらっしゃいます。
たしかに歯ぎしりが間接的にむし歯をつくる原因となってしまうこともあります。
歯ぎしりをするお子さんに対してご家庭で出来る対策としてはフッ化物応用です。
フッ素洗口やフッ素入り歯磨き粉を使用することで、むし歯になりにくい強い歯に育てましょう。