埼玉県久喜市青毛の歯医者 | ハートデンタルクリニック |

コラム

口腔乾燥の原因と対策


こんにちは。
埼玉県久喜市の歯医者「ハートデンタルクリニック」歯科衛生士の秋庭です。
寒かった冬が終わり、桜が綺麗な時期になりました。
今年は花粉に悩まされた方も多いのではないでしょうか。
来院者さんからは
「今年の花粉は辛すぎて気力が奪われる」
という声を多く聞きます。
花粉の影響もあり「最近喉が渇く」「ツバの量が減って口の中がベタつく」
という相談を受けることがありました。
そこで今回は口腔乾燥の原因と対策についてのお話です。

唾液の働き

主に唾液は、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの大きな唾液腺から、1日に1000~1500mlほど分泌されます。
そして、健康に関わるさまざまな働きがあります。
例えば、食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたりする働き。
それから、口の中の汚れを洗い流す、食べ物などの酸を中和して口の中を中性に保つ、
細菌の繁殖を抑える、むし歯を防ぐといった、口の中を清潔で健康に保つ働きがあります。

口腔乾燥の原因は?

・口呼吸
・薬による副作用
・ストレス
・神経障害
・加齢
等があり原因に応じた対応が必要になります。
薬に関しては病気の治療や予防のためのものであり、変更が難しいところです。
しかしどんな原因であっても日頃の習慣を見直したり口腔乾燥向けのケアグッズを活用することで改善に繋げられることがあります。
続いて、口腔乾燥への対策をお話しします。

❶唾液腺マッサージ

特別な道具は必要なく指を使って簡単に行えます。
マッサージ順
①人差し指から小指までの4本の指を頬に当てます
当てたら上の奥歯のあたりを後ろから前へ向かって回す(10回)
②親指を顎の骨の内側の柔らかい部分に当てます
耳の下から顎の下まで5か所ぐらいを力を加えながら順番に押す(各5回ずつ)
③両手の親指をそろえてから、顎の真下から手を突き上げるようにゆっくりグーッと押す(10回)

❷口腔乾燥改善グッズを活用

・口腔保湿ジェル
保湿ジェルの方が保湿効果が高く、かつ潤いが長続きします。
味も豊富。すぐに保湿が出来ない時、口腔乾燥を強く感じている時の使用がおすすめです。
しかしながら、口腔乾燥が著しい場合は、ジェルが口腔内で固まってしまう場合もあります。
・口腔保湿スプレー
即効性があり、保湿剤を素早くお口の中に広げることができます。
しかし、即効性はあるものの、持続性はジェルより劣ります。

❸食事を利用して唾液量アップ

噛んで飲み込む。
つまり、噛む回数が多い食材を使って食事を作ることが唾液量を増やす手助けになります。
日頃の意識が健康に繋がります。

まとめ

私達の身体を守るためにも必要な唾液。
まずは唾液が減っている原因を考え、その原因の改善を行うことから始めましょう。
唾液が減っている原因に生活習慣が関係している可能性もありますよ。
当院では虫歯の原因を調べることと合わせて、唾液量の異常がないかチェックできます。
ご興味ある方はぜひご来院ください。

 


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