埼玉県久喜市青毛の歯医者 | ハートデンタルクリニック |

コラム

子どもの歯ブラシの噛み癖について


こんにちは。
久喜市の歯医者「ハートデンタルクリニック」歯科衛生士の秋庭です。
今年ももう1ヶ月が過ぎました。
みなさんはどんな年始を過ごされましたか。
年末は冬休みを利用して定期健診を受けにくるお子様が多いのですが、その際に保護者の方から
「うちの子は歯ブラシをよく噛んでいるんです」
「歯磨きしないで歯ブラシをくわえてるだけなんです」
と話を聞くことがありました。
そこで今回は歯ブラシを噛んでしまう原因と対策について調べてみました。

 

歯ブラシを噛んでしまう原因

①歯ブラシを異物として認識している
「ご飯を食べる=噛む」これは成長とともに当たり前になってきます。
しかし、歯ブラシとなると食べ物のような食感がないため、
異物として認識してしまい反射的に噛んで抵抗する場合があるようです。
このような場合、幼児には絵本やDVDなどで歯ブラシのことを伝えていくのが良いそうです。
歯ブラシは何をするものか、イメージを持たせることが噛まないことに繋がる第一歩になる可能性があります。

②ながら磨きで歯ブラシがボロボロに?!
健診時、歯ブラシチェックでボロボロになっている歯ブラシに遭遇することがあります。
その際、歯ブラシをしている状況を確認すると
「TVを見ながら歯磨きしてるよ!」
「You Tubeを見ながらしてます!」
など○○しながら磨く、いわゆる「ながら磨き」をしていることが判明することがあります。
この場合は歯磨きを集中して行える状況を作ることが歯ブラシを噛むことの回避に繋がることがあります。

③物を噛む癖がある
「爪を噛む」「鉛筆を噛む」
何気ない仕草の中に噛むことが癖になっているのかな?と感じることはありませんか。
「噛む癖の原因」を調べてみると考えられる背景がたくさん出てきました。
いくつかご紹介します。

 

噛み癖の原因

⑴性格
生まれ持った性格(個性)から噛み癖がある場合
⑵習慣
噛む感覚が好き!噛んでいることが楽しい!と噛むことが好きになっている場合
⑶独占欲
自分が大好きな物に対するアピールとして物を噛むことでマーキング
⑷ストレス
ストレスを過度に感じている場合、ボロボロになるまで噛み気持ちを落ち着けていることがあります
⑸環境
楽しいことがなかったり、寂しかったりすると、物を噛むことで満足を得ようとしている場合

歯ブラシを噛むことが続いている場合、
⑴〜⑶の場合は本質的な部分が原因である可能性が高く、改善が難しいかもしれません。
このような場合は歯ブラシを使って歯磨きをする目的を伝えていくことが、歯ブラシを噛まないことに繋がる第一歩になるかと思います。
また、⑷や⑸が背景にありそうであれば子供の雰囲気を観察したり、何かいつもと違うなと感じたら話を聞いたりすることが解決のきっかけに繋がるかもしれません。

 

まとめ

歯科衛生士の仕事を続けて長くなりますが大人の方が歯ブラシを噛んでいるのを見たことはありません。
それは歯磨き=エチケットであったり、むし歯や歯周病予防、
口臭予防等の目的で歯磨きをしているからです。
つまり、今歯ブラシを噛んでしまっている小さいお子さんも心配いりません。
成長とともに噛まなくなります。
とは言っても歯ブラシを噛まずに使ってもらいたい。
まずは噛んでいる原因を探り、それに合った対応をすることが歯磨きの認識の改善に繋がる一歩になるかと思います。
歯磨きはしていても噛んでいたらもったいない!解決策に役立てて頂ければ幸いです。


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