こんにちは。
久喜市にある歯科医院「ハートデンタルクリニック」歯科衛生士の秋庭です。
今月は節分、バレンタインと食べることに関連する行事が続き来院者さんとの話題にもよく上りました。
そんな中、「そういえば、牛乳って骨を丈夫にしてくれたりするけど、飲み方に気をつけないと虫歯になるの?」と質問を受けました。
そこで今回は牛乳と虫歯の関係についてのお話です。
牛乳は虫歯になる?
体にいいというイメージがある牛乳も虫歯になるのでしょうか。
結論から言うと、牛乳も虫歯になります。
牛乳には乳糖という糖類が含まれています。
牛乳には砂糖は含まれていないので、すごく甘いわけではありませんが
「ほんのり甘み」を感じると思います。
このほんのり甘い正体が乳糖なのです。
乳糖は乳に含まれている糖類で、ヒトをはじめとする哺乳類に含まれています。
牛乳が虫歯を作る仕組み
乳糖は、糖類の中では二糖類に分類されます。
加水分解(水が加わることで起きる分解反応)でグルコース(ブドウ糖)とガラクトースに分かれます。
この分解された時のグルコース(ブドウ糖)が虫歯菌のエサとなり、歯を溶かす酸が、虫歯菌から産生されます。
飲むタイミング
飲むタイミングは食事・間食のときに、そして飲んだ後は歯磨きを!
もちろん牛乳には私たちの身体に必要な栄養素が含まれています。
そのため、大切なのは飲むタイミングと日頃の歯磨きです。
以前のコラムにも書いたように、飲食してそのまま寝てしまったり、仕事や家事の間中にダラダラと飲食したりすると虫歯ができやすくなります。
牛乳の飲むタイミングも同じです。
とくにお子様などは就寝前に牛乳を飲んでそのまま寝てしまわないように注意しましょう。
また、虫歯はプラーク(歯垢)が付着しているところから起こります。
きちんとプラークを落とせていれば虫歯は起こりません。
日頃から歯磨きやデンタルフロスでしっかりとプラークを落としておくことが大切です。
当院では自分の歯の状態をよく知ってもらうため、また正しく状況を把握するために様々な検査を行いご説明しています。
その検査の1つに虫歯の原因を探るヒントとなる「唾液検査」を取り入れています。
検査結果を元にあなたに合った虫歯予防の提案を行っています。
ご興味のある方はぜひ当院にご来院ください。