入れ歯治療Dentures

歯が抜けたところを補う治療には、ブリッジや部分入れ歯、インプラント等があります。

なかでも、「健康な歯をあまり削りたくない」「外科手術は怖いのでやりたくない」という方に選ばれることが多いのが入れ歯です。

歯を全て失ってしまった方に入れるのが総入れ歯で、部分的に歯を失ってしまった方に入れるのが部分入れ歯です。

埼玉県久喜市・ハートデンタルクリニック 入れ歯(義歯)

入れ歯の構造

*総入れ歯は以下の①②のみです。

  1. 【義歯床】 歯を失った場所の歯ぐき(歯ぐきの土手)に被さる部分のこと。
  2. 【人工歯】 人工の歯のこと。義歯床に植わっています。
  3. 【クラスプ】 支えとなる歯の側面に引っ掛ける留め金のこと。
  4. 【レスト】 部分入れ歯の支えとなる歯の噛む面に収まる留め金のこと。
  5. 【小連結】 レストやクラスプを義歯床や大連結子とつなぐもの。
  6. 【大連結子】 左右の歯を失っている場合、両側の義歯床をつなぐもの。

入れ歯のメリット、デメリット

メリット

  • ① 歯を多く削ったり、外科手術などをせずに作製できる。
  • ② 比較的安価で作製できる。
  • ③ 可撤式(自分で取り外しができる)なので清潔に保てる。

デメリット

  • ① 噛む力の回復力は30%程度しかない。
  • ② 他の方法に比べると異物感がある。
  • ③ 金具が見えてしまう。

噛める入れ歯に大切なこと

よく噛める入れ歯に欠かせない要素とは噛んだときに動かないことです。
噛んだときにぐらぐら揺れたり、浮いたり沈んだりしたら食べづらいですし痛みもあります。
そのために必要な要素は以下の通りです。

① 設計

入れ歯の動きを抑えるために、入れ歯の留め金をどこの歯に掛け、どのような配置するかなどが大切になります。

② 材質

使用する材質により噛み心地が変わります。噛んだときに歪まない材質(金属)はしっかりと噛めます。

③ 前処置

入れ歯が動かないようにするためには支えとなる歯をほんの少しだけ削って形を調整することが必要になります。この処置をすることで入れ歯の留め金が歯にスッポリはまり込むため入れ歯の動きが抑えられます。

④ 鉤歯の状態

入れ歯を支える歯がグラグラしていれば当然入れ歯も動きます。歯周病治療をしたり、周りの歯と連結処置をしたりして、入れ歯の留め金をかける歯の状態を整えることが大切です。

入れ歯の種類

入れ歯の種類にもいろいろあります。
噛み心地・コスト・異物感・装着感・見た目など、入れ歯に何を求めるかにより選択が変わります。
当院で取り扱っている入れ歯を以下に示します。

レジン床(健康保険適用)

審美性 ● ● ○ ○ ○
再発リスク ● ● ○ ○ ○
装着感 ● ● ○ ○ ○
噛みやすさ ● ● ○ ○ ○
素材 義歯床にプラスチックを使用
長所 ・保険適用内で出来る
短所 ・熱とアルコールに弱い
費用 保険適用
約10,000円
(3割負担の場合)

コバルト床

コバルト床
審美性 ● ● ● ○ ○
再発リスク ● ● ● ● ●
装着感 ● ● ● ● ○
噛みやすさ ● ● ● ● ○
素材 義歯床にコバルトクロムを使用
長所 ・冷たい、熱いがわかる
・金属部分を薄くでき、違和感が少ない
短所 ・多少重い
短所 ・多少重い
費用 242,000円(税込)
※全部床・部分床共に同料金

チタン床

チタン床
審美性 ● ● ● ○ ○
再発リスク ● ● ● ● ●
装着感 ● ● ● ● ●
噛みやすさ ● ● ● ● ○
素材 義歯床にチタンを使用
長所 ・冷たい、熱いがわかる
・身体に優しい金属
・金属部分が薄く、軽く出来るため違和感が少ない
費用 297,000円(税込)
※全部床・部分床共に同料金

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャー
審美性 ● ● ● ● ●
再発リスク ● ● ● ○ ○
装着感 ● ● ● ○ ○
噛みやすさ ● ● ● ○ ○
素材 義歯床に弾力のある特殊素材を使用
長所 ・床が薄く、軽量
・金属不使用なので入れ歯に見えづらい
・無味無臭
短所 ・汚れがつきやすい
・修理が難しい
・症例が限られる
費用 【片側】88,000円(税込)
【両側】165,000円(税込)

シリコンデンチャー

シリコンデンチャー
審美性 ● ● ● ● ○
再発リスク ● ● ● ○ ○
装着感 ● ● ● ● ○
噛みやすさ ● ● ● ● ●
素材 義歯床にシリコンを使用
長所 ・ソフトな感触で痛くなく噛める
・口内にフィットし、安定する
短所 ・強度が弱い
・費用がかかる
費用 187,000円(税込)
※全部床・部分床共に同料金

入れ歯の管理とお手入れ

入れ歯が本当の意味でお口にピタリと収まるようにするには、その後の調整が欠かせません。
もともと入れ歯は、患者さんのお口を精密に型取りして作られますが、それはあくまで静止した状態です。
食べたり・しゃべったり、実際に使ったときに入れ歯がどう機能するかを確認して、調整をする必要があります。
調整のためには、2〜3回ほどの受診が必要になってきます。

管理とお手入れ

  1. 就寝時には入れ歯を外して歯ぐきを休めましょう。
  2. 外したらティッシュに包んだりせず、必ず入れ歯ケースにいれて保管しましょう。
  3. 入れ歯のお手入れは歯ブラシではなく、入れ歯専用ブラシを使いましょう。
  4. 入れ歯の洗浄は錠剤タイプ・ムースタイプなどがあります。用法・容量は説明をよく読み使用しましょう。
  5. 必ず定期健診を受診し、噛み合わせや留め金の緩み・破損などのチェックをしてもらいましょう。